1997 Fiscal Year Annual Research Report
視覚によらない象徴的空間構成の手法とその空間で生起する心理作用
Project/Area Number |
08875106
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
廣川 美子 名古屋市立大学, 芸術工学部, 教授 (40001234)
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Keywords | 象徴的世界 / 心理作用 / 聴覚 / 視覚 / 味覚 |
Research Abstract |
本研究は視覚を媒介として構成される象徴的世界ではなく味覚、聴覚、嗅覚、皮膚感覚を媒介として構成される象徴的世界の創出を考え、このような媒介で構成される象徴的世界と視覚を媒介として構成される象徴的世界とで、創出する心理作用がどのように異なり、又それ以後の心理作用の創出とどのように関連するのかを解明することを目的としそのための基礎的な資料の蓄積と収集を企るものである。心理作用創出の出発点に香りを用いた場合の心惹き、前体験の消去が視覚による心惹き、前体験の消去とどのように異なるかを調査票による心理調査と脳波計による脳波の測定を行うための準備を行った.その比較を行い、又それ以後の心理作用創出についても調査票による予備調査を行なったが現在解析中であり本調査にむけての分析考察を行なっている.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 廣川美子、行田英視: "The research on the 「間」(その3)" 日本建築学会近畿支部研究報告集第37号環境工学. 第37号. 81-84 (1997)
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[Publications] 廣川美子: "日本文化の「間」研究ノート「続芸術工学への誘い」" 名古屋市立大学芸術工学部(印刷中), (1998)