2008 Fiscal Year Annual Research Report
胃上皮特異的プロモーター・JCV/TGマウスモデルによるJCVの胃癌原性の解明
Project/Area Number |
08F08121
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
高野 康雄 University of Toyama, 大学院・医学薬学研究部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鄭 華川 富山大学, 医学部, 外国人特別研究員
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Keywords | JC virus / 胃癌原性 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
現在、以下の3段階を施行している。 第1段階:TGマウスが動物舎に搬入された状態。1)実験に使用可能なTGマウスを選択し、matingし、数を増やした。2)0,4,8,16,24,36,48,60,72,84週令のK19/T抗原とK19/agno蛋白のTGマウスを5匹ずつ犠死させ、全身解剖を行い、腫瘍の有無、各臓器の病理組織などを検討した。各臓器を液体窒素保存とした。3)各臓器のT抗原発現を、免疫組織化学、Western blot、real-time PCRで検討した。 第2段階:TGマウスに胃癌が発生した場合。1)非癌、粘膜内癌、浸潤癌を病理組織で決めた。2)各段階でRNAを拍出しcDNA microarrayを用い、遺伝子変異を検索した。3)その結果をWestern blotとreal-time PCRで確認した。4)JCI細胞株(JCV感染培養細胞)からT抗原を抽出した。5)T抗原が2)で得られた結果の胃癌発生関連遺伝子群のプロモーター領域に結合するか否かを検討した。6)胃癌発生関連遺伝子群が産生する蛋白とT抗原が結合するか否かを免疫沈降法により検討した。 第3段階:TGマウスに胃癌が発生しなかった場合。1)TGマウスに化学発癌物質NNKを腹腔内に投与し、第1段階の1)と同様に経時的に犠死させ胃癌が発生を検討した。2)胃癌発生を確認後、第2段階の1)〜6)を行った。する。 以上の3段階に集積したデータを解析中であり、まだ、結論を得ていない。
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Research Products
(10 results)