2009 Fiscal Year Annual Research Report
dBlimp-1が転写抑制と転写活性化のポテンシャルを与える作用機構
Project/Area Number |
08F08420
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
上田 均 Okayama University, 大学院・自然科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SARHAN M.M. 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | Blimp-1 / 転写抑制 / 相互作用因子 / 精製 |
Research Abstract |
Blimp-1と相互作用する因子を検索するためFlagタグのついいたBlimp-1を胚の時期に熱ショックプロモーター依存的に発現させ、核抽出液を調製後その核抽出液からFlag抗体樹脂を用いてBlimp-1タンパク複合体を精製した。そして、この方法で精製した蛋白を質量分析装置で解析した。また、この複合体タンパクをSDS電気泳動によって分画した後にも質量分析装置で解析した。その結果、相互作用因子としてヒストンH4が検出され、機能が明らかになっていないSETドメインなどがヒストンH4に相互作用することによって、Blimp-1の重要な機能の一部が遂行される可能性が示された。また、それ以外にも相互作用する因子が検出されたが、シグナルが弱く信頼性が十分ではないので、FlagタグのついいたBlimp-1に相互作用する因子を精製する条件を検討し、検討後にもう一度精製し質量分析装置で解析することにした。
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Research Products
(3 results)