2008 Fiscal Year Annual Research Report
ハイスループットRNAi法によるイネいもち病菌のゲノム機能解析
Project/Area Number |
08F08426
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中屋敷 均 Kobe University, 農学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NGUYEN Quoc Bao 神戸大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | RNAサイレンシング / RNAi / イネいもち病菌 / ポストゲノム / 病原性遺伝子 |
Research Abstract |
当研究室で構築されたハイスループットRNAiベクターpSilent-Duall(pSD1)を用いて、対象遺伝子のRNAiコンストラクトの構築とそれによるノックダウンいもち病菌株の作製を中心に行った。これまでにHP1,HP1-h1,Mre11,Ku70,Ku80,Rad51,Rad52,Rad57,HDA1,HOS1,HOS2,HOS4などのサイレンシングコンストラクトを作成し、そのノックダウン株を確立した。これまで明瞭な表現形を示しているのは、Ku70おおびMre11の変異体のみであるが、詳細な表現形の調査は来年度以降に行う予定である。また、他の30個ほどの遺伝子に対するサイレンシングコンストラクトも作成中であり、順次、いもち病菌に導入し、遺伝子発現を確認し、ノックダウン株を作成していく予定である。特別研究員の採用が10月からであり、また予算の使用開始が12月であるため、現状ではこういう状態である。
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