2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08F08609
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
栗田 多喜夫 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 脳神経情報研究部門, 副研究部門長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DEBNATH Rameswar 独立行政法人産業技術総合研究所, 脳神経情報研究部門, 外国人特別研究員
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Keywords | バイオインフォマティクス / 統計的パターン認識 / 機械学習 / 進化論的計算論 / 特徴選択 / サポートベクターマシン |
Research Abstract |
本研究課題では、情報科学的手法を用いることによって生命現象を解析する研究分野であるバイオインフォマティクス(Bioinformatics)のための統計的パターン認識や機械学習等の基盤技術を確立することを目指して、申請者が行ってきた最適なパターン認識器を自動的に構成するための実用的なアルゴリズムの開発に関する研究と外国人特別研究員の持つサポートベクターマシンに関する深い理解と改良のための豊富なアイデアを融合した研究を進める。 本年度は、そのための準備として、手法を評価するための計算機実験のための実験環境を整備し、バイオインフォマティクス分野の最新動向を調査した。また、マイクロアレイデータから病気を識別する課題に対して、サポートベクターマシンを用いて汎化性能の高い識別器を構成するための手法について検討した。マイクロアレイデータでは、訓練データ数に比べて特徴の数が非常に多いため、識別に有効な特徴の部分集合を選択して学習に利用することで認識性能を向上させることができる可能性がある。そこで、進化論的計算論的な手法とleave-one-out誤差の上限の推定値を利用して特徴を選択する手法を組み合わせて、学習に利用する特徴の部分集合を選択する手法について検討し、高い認識性能が得られることを確認した。
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Research Products
(1 results)