2009 Fiscal Year Annual Research Report
電気化学法と生物学的方法の複合化による埋立浸出水の高度処理
Project/Area Number |
08F08712
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
李 玉友 Tohoku University, 大学院・環境科学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Aimin 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 埋立浸出水 / 生分解性 / 促進酸化 / 電気化学酸化 / フェントン酸化 / 電気フェントン酸化 / BOD / 抗生物質 |
Research Abstract |
本研究の目的は,様々な物理化学的酸化と生物学的方法を複合化することにより,難分解性物質に対して低コストで優れた処理能力発揮する新規プロセスを開発することである。 平成21年度は,様々な電気化学的処理方法(陽極酸化、電気化学的H_2O_2に酸化、電気フェントン酸化法および光電気フェントン酸化法)による難分解物質や埋立浸出水処理特性を検討するため、電気化学反応装置の試作、反応機構の検討による装置の最適化、浸出水中の難分解性物質の改質と生物分解性の向上などについて実験的研究を行った。具体的研究成果は次の通りである。 (1)電気フェントン酸化による難生物分解物質の生分解性改質 電気フェントン酸化における物質変換の過程を把握するため、フェノール、フミン酸および抗生物質SMXの3種類の代表的物質を研究対象として、その酸化分解過程、生分解性の変化および酸化分解の動力学について検討した。3種類の酸化分解反応はいずれも一次反応式で表現できる。また、SMXの分解経路および主要な中間産物を特定したと同時に、生分解性改善のための最適反応条件を明らかにした。その研究成果を学術論文として英文誌に投稿した。 (2)光フェントン酸化による埋立浸出水の処理効果 光フェントン酸化法の最適化を図るため、異なる光源(254nm,365nm,UVB,UVC)、異なる反応条件(光の強度、反応のpH、鉄濃度など)の影響を検討した。そして同方法による難分解性物質SMXの分解挙、動および埋立浸出水の処理効果を把握した。
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Research Products
(1 results)