2008 Fiscal Year Annual Research Report
EEG0MEGによる脳画像処理の逆問題: べイジアンアプローチによる信号源特定と分離及びアルツハイマー病の早期発見への応用
Project/Area Number |
08F08721
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
CICHOCKI Andrzej The Institute of Physical and Chemical Research, 脳信号処理研究チーム, チームリーダー
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HAZART Aurelien 独立行政法人理化学研究所, 脳信号処理研究チーム, 外国人特別研究員
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Keywords | EEG / Alzheimer disease / Source separation and localization / Inverse problem |
Research Abstract |
最初の4ヶ月間、EEG/MEG、特にアルツハイマー病の医療現場に広く適用するための手法と考えられるEEGデータ解析手法の向上に専念した。主に不確定所見の原因となる体積伝導問題に注目した。当初は脳信号処理研究チームの既存の手法に重点的に取り組み、アルツハイマー病のデータベースにマルチウェイ信号・源分離手法を適用し、分類のための関連特徴を抽出することに成功した。この成果は2008年11月の理研BSIリトリートにて発表した。次の4ヶ月間には、信号源再構成問題に取り組んだ。第一段階では双極子ローカライゼイションのためのベイジアン手法を開発することであり、このパラメトリック手法はまもなく完成される。また空間分割、時間分割の二つのアルゴリズムを開発した。この手法はEEG時系列によるアーチファクト検出への適用が可能である。現段階での成果は2009年1月の理研ジョイントリトリートで発表した。今年度の成果はDr.Cichocki,Dr.Vialatte及び海外の共同研究者によって始められたアルツハイマープロジェクトの弊展に貢献できた。
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