2009 Fiscal Year Annual Research Report
先端的情報技術を用いた生産情報共有と協調的計画技術の研究
Project/Area Number |
08F08764
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
村田 智洋 Waseda University, 情報生産システム研究科, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HAO Wen Lin 早稲田大学, 情報生産システム研究科, 外国人特別研究員
|
Keywords | メタゴールプログラミング / 協調型意思決定問題 / セル型生産システム / 組合せ最適化 |
Research Abstract |
生産情報共有にもとづく協調的計画作成のための基本アルゴリズムを、協調メタゴールプログラミング(IMGP)のアイデアに基づいて実装し、設計者が計画条件をインタラクティブに変更しながら多目的な意思決定支援を行えるシステムの研究開発を行っている。 本年度は、昨年度の成果である自律協調型生産システムアーキテクチャ設計と協調的計画作成基本アルゴリズムに基づいて、数理計画ツールを用いて協調メタ・ゴールプログラミンング機能のプログラム開発を行い、多目的意思決定支援のためのコア機能(計画エンジン)をパイロットシステムに実装した。合わせて、分散型セル生産システムのモデルをケーススタディとして、セル型生産システムの最適セル構成問題をメタゴールプログラミングを用いて定式化するとともに、パイロットシステム上にそのモデルを実装し、セル構成の組合せ最適化をインタラクティブに設計支援する実験を実施して提案方法の有効性を確認した。その結果を国際学会(IMECS2010)において主筆者として発表した。また、同一研究室に所属する博士課程学生と共同で、マルチサプライヤーを有するサプライチェーンにおける供給ロットサイズの協調型意思決定問題と多目的ディスパッチングスケジューリング問題に提案アイデアの一部を適用し実験を行なった。その結果を連名で国内学会研究会で発表するとともに、当該学会論文誌に論文を投稿中である。 これらの研究を通じ、来年度実施予定である自律協調型生産システムにおける協調的計画支援システムのためのマンマシンインタフェース機能の研究開発に必要なシステム要件を明らかにした。
|