2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08F08779
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
巌佐 庸 Kyushu University, 大学院・理学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEE Jung-min 九州大学, 大学院・理学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | 数理モデル / 捕食者・被食者 / 拡散方程式 / 動物行動 / 移動分散 / 感染症動態 / ニューラルネットワーク / 絶滅リスク |
Research Abstract |
本申請においては、生態学において捕食者・被食者系のダイナミックスを解析し、その安定性から個体の捕食行動と食物網関係の構造、表現形可塑性と生物種の絶滅率リスクなどの数理的関係について解析するのが目的である。 平成20年度は11月に来日するために、これまでの研究をとりまとめまた生態系および感染症の両方において研究の具体的方向を探った。なお12月から3ヶ月、大韓民国の釜山大学の生態学者であるTae-Soo Chon教授が、日本学術振興会の短期招聘によって九州大学に滞在したが、Lee博士は、Chon教授とともに、東京大学、総合研究大学院大学、大阪大学、同志社大学、静岡大学、奈良女子大学などの数理生態学者の研究室をまわりセミナーを行い研究交流をした。このことで日本における数理生態学の活動を把握した。11月からの5ヶ月の短期間ではあったが、Lee博士は精力的に研究交流をした。コンピュータについては、別の科学研究費によってデスクトップコンピュータを購入してLee博士の研究をすすめてもらう予定にしているので、本研究補助金ではつかわないことにした。
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