2009 Fiscal Year Annual Research Report
神経回路ダイナミクスの研究に適した分子イメージング法の高度な開発と適用
Project/Area Number |
08F08786
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
KNOPFEL Thomas The Institute of Physical and Chemical Research, 神経回路ダイナミクス研究チーム, チームリーダー
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PERRON AMELIE 独立行政法人理化学研究所, 神経回路ダイナミクス研究チーム, 外国人特別研究員
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Keywords | fluorescent protein / voltage sensor / calcium sensor |
Research Abstract |
細胞組織の自己蛍光の為のセンサーのシグナルノイズの比率は乏しく、ヘモグロビン酸素化に反応して蛍光出力が変化する傾向にある為、光学プローブは生きた細胞組織の中の高速神経回路ダイナミクスの高度な分析には適していなかった。当研究の目的は、二光子顕微鏡を使用した深細胞組織イメージングに適し、かつ上記の要因に影響されない最適化した遺伝子対象蛍光ボルテージとCa^<2+>センサーを作製することであった。 最適の蛍光タンパク質センサーに基づいた遺伝子組み換えマウスの作製に関して、蛍光タンパク質センサーは機能的にベストパーフォーマンスの物を決定して特徴づけることが可能となった。特定の細胞のタイプにおけるセンサーの発現を促進する制御シークエンスによって、最適な蛍光タンパク質センサーのコーディングシークエンスがコントロールされているところでプラスミドが生成された。自由にトランス遺伝子により作られた遺伝子はC57B1/63 DBA F1(BDF1)の雑種あるいは他の適切な種のマウスからの受精卵前核に注入された。遺伝子組み換えマウスは十分に高い発現レベルへと遺伝子型化され、異型または同型の生成されたマウスの種へと組み換えられた。共焦点蛍光顕微鏡の使用によって発現センサーの解剖学的に正しい発現パターンを構築することが可能となった。 最適蛍光タンパク質センサーの機能的特徴に関してはアメリ・ペロンが論文を執筆し、雑誌「ケミストリーアンドバイオロジー」に出版した。タンパク質センサーと遺伝子組み換えマウスの機能的特徴に関しては現在も研究を進行中である。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
JIN, L.
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Journal Title
Imaging the Brain with Optical Methods(Springer)
Pages: 27-43
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