2008 Fiscal Year Annual Research Report
国際的ビジネス連携における信頼の重要性とハイテク中小企業の戦略に関する研究
Project/Area Number |
08F08794
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
三友 仁志 Waseda University, 大学院・国際情報通信研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ニクラス クビゼリウス 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 企業経営 / 信頼 / 中小企業 / ハイテクビジネス / スウェーデン |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本とスウェーデンとの間の中小企業ビジネスにおける関係構築の初期段階において、いかに信頼関係を構築するか、さらに信頼の構築がビジネス関係の発展に貢献するかについて研究することにある。初年度の4ヶ月では、まず早急に研究に必要な態勢を整えることに注力した。データ整理や統計的分析に必要なパソコンを購入し、またソフトウェア、ネット環境等についても整備した。ついで、情報通信関連のハイテク企業に対してインタビュー調査を始めるべく、コンタクトを開始した。また、指導教員の主宰する研究会や学内外のワークショップ等にも参加し、国内外の研究者との意見交換を行い、実証的な視点から、国際化促進にかかわる現状の把握、および問題点を抽出した。同時に、文献調査を実施し学術的なフロンティアを確認するとともに、国内研究者へのインタビューおよびスウェーデンを含む諸外国の研究者へのメールまたはネットインタビューを行い。研究の方向性および仮説等について意見を交換した。初年度における所期の目的である、定性的データを収集し、それに基づき仮説を構築する点についてはほぼ目的が達成された。さらに定量的分析を実施するための前提となる理論的フレームワークを構築し、適用可能な統計的手法の検討とそのためにいかなるデータを収集すべきかについて、一定の方向性を見いだした。今年度研究の成果は、オランダのマーストリヒトで開催されたThe 5th International Conference on Innovation and Management(ICIM2008)にて発表し、同内容について意見交換を行った。
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Research Products
(1 results)