2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08F08801
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊原 学 Tokyo Institute of Technology, 炭素循環エネルギー研究センター, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LOEW NOYA 東京工業大学, 炭素循環エネルギー研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 色素増感太陽電池 / 表面プラズモン / 銀ナノ粒子 / 表面修飾物 / ペプチド核酸 / ハイブリダイゼーション |
Research Abstract |
地球温暖化、エネルギーセキュリティーなどが話題になっている今、太陽電池が注目されている。その中でも、色素増感太陽電池(dye-sensitized solar cells, DSSCs)は通常のシリコン太陽電池に比べ発電コストを低減出来る物として研究開発が進められている。しかし、現在までの最高変換効率は約11%であるため、広い範囲で利益のある太陽電池になる前、効率を上げる必要がある。 本研究では、金属ナノ粒子による局在表面プラズモンを利用した色素増感太陽電池の効率化を目的とする。それにより、単位発電量あたりの生産コスト低減を目指している。 本年度は、下記のような研究を行った。 1.ペプチド核酸を修飾物に持つ銀ナノ粒子を用いた光吸収膜を作成し、光吸収を測定した。 2.一本鎖ペプチド核酸と銀ナノ粒子を用いた光吸収膜を作成し、光吸収を測定した。 3.一本鎖ペプチド核酸のみを用いた光吸収膜を作成し、光吸収を測定した。 4.二本鎖ペプチド核酸のみを用いた光吸収膜を作成し、光吸収を測定した。 5.1~4の膜で色素増感太陽電池を作製した。 6.IPCE、短絡電流、開路電圧、Fill Factor、エネルギー変換効率、暗条件下順バイアス印可インピーダンス法で得られる抵抗などを測定し、それぞれのセルの特徴を比較した。
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Research Products
(4 results)