2008 Fiscal Year Annual Research Report
再生可能技術及び産業の成長条件に関する比較研究(日本を事例として)
Project/Area Number |
08F08807
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
中野 幸紀 Kwansei Gakuin University, 総合政策学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOE Espen 関西学院大学, 総合政策学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 再生可能エネルギー / オフショア風力発電 / 持続可能な成長政策 |
Research Abstract |
ノルウェー科学技術大学(NTNU)からEspen MOE博士が2008年11月24日に来日し、関西学院大学総合政策学部において中野幸紀と共同研究を開始した。まず、日本国内で実施する共同研究内容に関して日本側有識者との懇談を以下のとおり4回実施し、有益な助言を得た。 1.関西学院大学総合政策学部研究会における討議(2009年1月14日、学部会議室) 2.東京大学大学院新領域創成研究科鑓目准教授研究室における討議(2009年1月19日) 3.電力中央研究所社会経済研究所木村宰研究員らとの討議(2009年3月6目) 4.東大大学院新領域創成研究科とNTNU合同究会における討議(2009年3月28日) 助言の内容は多岐にわたるが、おおむね、1.無資源国日本における再生可能エネルギー開発への政府の関与の度合い、2.太陽光発電及び風力発電の商業利用状況、3.電力価格及び政策、4.原子力発電の現状、5.省エネルギー政策などに関するものであった。これらの分野において日本政府及び企業がどのような持続可能な成長政策または経営戦略を取ってきたかが今後の調査課題となる。 また、ノルウェーの原油・天然ガス生産及び輸出が将来においてスローダウンすることを前提に、同国内において再生可能エネルギーの開発プロジェクトが議論されており、将来的には開発した再生可能エネルギーの全量を輸出する計画であることが明らかになった。同国の再生可能エネルギー源として「オフショア型風力発電サイト」の開発・普及が提案された。これに対して、日本側有識者の大半が強い興味を示し、より具体的な情報入手を求めた。
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