2008 Fiscal Year Annual Research Report
持続可能な生産消費と持続可能な開発のための教育-食品に焦点を当てた日伯比較研究-
Project/Area Number |
08F08836
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 真久 Musashi Institute of Technology, 環境情報学部, 講師
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
VIEIRA Arimar 武蔵工業大学, 環境情報学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 持続可能な開発のための教育(ESD) |
Research Abstract |
平成20年度における研究活動は、(1)ESD関係者及び食品産業で活発に活動している協力者を特定する、(2)高等教育、中小企業等の研究の対象者(機関・業種)を特定する、(3)日本における食品の持続可能な生産消費及びRCEに関しての文献レビューを行う、(4)日本とブラジルの持続可能な食品生産の比較研究に適切なデータ収集ならびに分析法を検討する、(5)日本及びブラジルにおける持続可能な食品生産を促進するため、食品生産の持続可能な実践例及びそのような実践を促進するための教育の事例を収集する、ことが作業目的であった。 まず、UNESCOの国際実施計画(DESD-IIS)と地域戦略(アジア地域・欧州地域)、RCEに関する事例分析レポートを中心に文献レビューを実施した。さらに、ESDの学術的議論における社会構成主義的考察、ブラジルと日本のケーススタディの選考にむけた情報収集、学生の社会参加と地域学習に関する事例収集、事例分析のためのESD評価指標に関する文献レビューを行った。ESD関係者との関係構築や協力者の特定においては、ESDに関連する国際会合への出席、ESD横浜協議会への出席と意見交換を通して行われた。日本におけるケーススタディの候補として、多様な実施主体が関わるRCE横浜に関する情報収集を行った。 平成20年度においては、ESDに関する学術的な動向の把握と関係者・協力者の特定、ケーススタディを選定するための情報収集が主なものであった。特別研究員が日本に来国したのは平成20年末であったため、具体的な研究成果の公表段階まで至っていないのが現状である。平成21年度は、持続可能な生産消費の教育実践に関して収集したデータ分析ならびに、協力者との協働プロセスの分析に焦点を当て研究活動を実施することが計画されている。
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Research Products
(1 results)