2008 Fiscal Year Annual Research Report
生体組織顕微鏡画像からの三次元再構成とその応用に関する研究
Project/Area Number |
08J00028
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
張 軍 Waseda University, 情報生産システム研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 閾値分割 / ヒストグラム解析 / 曲線閾値 / カラー画像分割 / ニューラルネットワーク / バイナリツリー策略 |
Research Abstract |
本年度には、まず、従来の遺伝的アルゴリズムを用いた糸球体の抽出への欠陥を改善した。N折り線近似目標バウンダリーを用いて、以前のスプラインカーブフィッティングバウンダリーを使う時のスピードが遅い問題を解決し、探索を行うと共に抽出されたバウンダリーを保存することで、抽出精度を向上させた。また、グレースケール画像処理については、2次元ヒストグラムに基づいた閾値の分割に着目して研究した、ヒストグラム解析を用いて、従来の2次元大津アルゴリズムのターゲットと背景の大きさの差が大きい時、閾値偏移が起こる問題を解決する方法を提案した。シミュレーションの結果によると、この方法は糸球体の抽出中に、閾値が間違ってターゲットと背景が正しく区分できなくて抽出失敗になる問題を有効的に解決することができる。曲線閾値を用いて従来のポイントで閾値に対する分割を換える方法を提案すると共に、それに対応する高速反復アルゴリズムを提案した。シミュレーションの結果によると、曲線閾値方法は後者よりノイズの処理上でより優れていた。カラー画像の処理については、色の数を減らすことに基づいた分割方法を提案した。この方法は、バイナリツリー策略を用いて、自己組織化ニューラルネットワークを木のノードとして、自己組織的に画像中の色の数を減らすことが出来て、カラー画像を簡略化、または直接的な分割することができる。シミュレーションの結果によると、この方法は画像中の主な色を有効的に抽出することができて、以降の処理に便利を与える。糸球体の抽出以外、また糸球体内の細胞核を分割できるフィードバック策略を提案した。複数の特徴と異なるチャンネルで抽出した結果を用いて、有効的に細胞核を抽出する時ミスが多い問題を解決した。
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Research Products
(5 results)