2008 Fiscal Year Annual Research Report
安静時および最大等尺性収縮時における肘関節屈筋群の筋断面積と筋張力の関係
Project/Area Number |
08J01634
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
赤木 亮太 Waseda University, スポーツ科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 筋横断面積 / 筋体積 / 筋張力 / 関節トルク / 等尺性収縮 / 肘関節屈筋群 / 筋サイズ / 筋力 |
Research Abstract |
「研究目的」これまで,筋サイズと筋力の関係は数多く報告されてきた.しかしながら,筋力が収縮時の変数であるにもかかわらず,筋サイズはいずれも安静時に測定されてきた.肘関節屈筋群のような平行筋の場合,収縮に伴い筋厚が増加し,このことは,収縮に伴い筋横断面積が増加することを示唆するものである.そこで,収縮時の筋横断面積と筋力の関係を検討することで,筋のsize-strength関係をより詳細に検討することを目的とした. 「研究方法」筋体積は収縮により変化しないことが報告されているので,肘関節屈筋群を対象に筋体積-関節トルク関係および筋横断面積-筋張力関係の差異を検証することにより,安静時の筋横断面積測定の問題点を指摘した.一方,収縮時の筋横断面積の測定には,筋横断面積の正確な測定が可能なMRI法やCT法を適用することができないため,超音波法および巻尺を利用した筋横断面積指標を確立し,それを用いて筋力との関係を検討した。 「研究成果」筋のsize-strength関係を検討する際に,筋横断面積ではなく筋体積を採用すべきであることが明らかにされた.このことは,安静時の筋横断面積が筋力を評価する指標として適切ではなく,収縮時の筋横断面積を測定することが重要であることを示唆するものであった.そこで,中高齢者を対象に,超音波法および巻尺を利用して等尺性最大随意収縮(MVC)時の筋横断面積を定量し,筋力との関係を検討したところ,安静時のそれよりも筋力と密接な関係があることが示された.
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Research Products
(10 results)