2008 Fiscal Year Annual Research Report
身体を介したヒューマンコンピュータインタラクションに関する研究
Project/Area Number |
08J01657
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山本 豪志朗 Osaka University, 大学院・基礎工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | ユーザインタフェース |
Research Abstract |
「影」は日常生活においても存在し,身体運動によって自在に動かすことができる.また,身体の拡張として認識されることが知られている.本研究では,技術革新に伴いディスプレイが分散して存在するコンピュータ利用環境を想定し,「影」を模倣した掌のシルエットを用いて,身体運動による直観的な操作を実現するインタフェースを提案実装してきた.さらに,シルエットをインタフェースとして利用する際の操作機能の拡張と現して,掌の手首中心回転による多段階選択を提案した.この機能を実するために,身体運動に連動するシルエットの動き変調により視覚的効果を適用し,被験者実験により設計指針を得た.本研究は将来実現される可能性のあるコンピュータ利用環境でのインタフェース開発であり,新規性が高く有意義であると考えられる.
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