2009 Fiscal Year Annual Research Report
キラル有機ラジカル液晶の磁場応答性ソフトマテリアルへの応用
Project/Area Number |
08J03002
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
内田 幸明 Kyoto University, 大学院・人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Keywords | 有機ラジカル / 磁性 / 強誘電性液晶 / 電気物性 / 磁気雷気効果 / DDS / 液晶 / 材料化学 |
Research Abstract |
当該二年間における研究計画として、ドラッグデリバリーシステム(DDS)などに応用可能な磁場応答性のマイクロカプセルの作製と、分子間強磁性的相互作用と強誘電性との相互作用による磁気電気効果の発現について、合成実験と各種測定実験を予定していた。これに対して、前年度のうちに上記の二点についてはほとんど目途を付け、今年度は主にアメリカ合衆国ハーバード大学にて上記の研究に関する応用研究を行った。国内外の研究者との共同研究により、積極的な雑誌論文・学会発表を行い、研究発表の項に記述されているとおり、本年度も研究成果を積極的に公表し、学会誌等への発表4件、学会発表1件の業績を残した。また、これらの業績により2009年度液晶学会奨励賞を受賞した。また、上記の海外での研究によりコロイド含有液晶液滴に関する研究成果が得られたので、現在論文執筆中であり、平成22年度中に2回の国際会議での発表を予定している。
|
Research Products
(5 results)