2008 Fiscal Year Annual Research Report
NotchのO-フコシル化やその機能発現に関与する新規遺伝子の同定と機能解析
Project/Area Number |
08J03153
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
鮎川 友紀 Tokyo University of Science, 基礎工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | Notch / 糖鎖修飾 / O-フコシル化 / O-型糖鎖 |
Research Abstract |
NotchのO-型糖鎖修飾は、Notchとリガンドとの結合や、Notchの細胞内局在などにおいて多彩な機能をはたしています。これらに関する研究から、糖鎖修飾による受容体の制御に関する先駆的な概念が提唱されてきました。本研究では、O-フコシル化の細胞内経路や、O-フコシル化の機能発現のメカニズムを理解し、新たな糖鎖修飾プロセスやその機能を明らかにすることを目的としています。申請者は、これまでの研究で、NotchのO-フコシル化やその機能発現に促進的に働くと考えられる遺伝子をスクリーニングによって同定しています。スクリーニングではRNAiによってNotchのO-フコシル化が低下しているときに促進的に機能する遺伝子を同定しています。このため、スクリーニングで同定した遺伝子が、NotchのO-フコシル化やO-フコシル化に依存したプロセスに促進的に働くかどうかが判別できませんでした。そこで、NotchのO-フコシル化に必須な遺伝子の機能喪失型突然変異体を用いてスクリーニングのときと同様の解析を行い、判別を試みました。その結果、スクリーニングで同定した候補遺伝子すべてにおいて、NotchのO-フコシル化に依存して機能していることが示唆されました。次に、候補遺伝子のin vivoでの機能を解析するために、機能喪失型突然変異体を作出しました。PCR法によって増幅される断片の違いで、開始コドンを欠失した機能喪失型突然変異体の同定を行います。現在までに、候補遺伝子の5つすべてに対し、開始コドンを欠失した機能喪失型突然変異体の作出に成功しています。これらの突然変異体を用いて2年目に行う詳細な機能解析を行う予定です。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article]2008
Author(s)
Tomonori Ayukawa
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Journal Title
Studies on Functions of Notch O-fucosylation in Drosophila(Springer Japan)
Pages: 295-298
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