2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08J04717
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
石川 貴一朗 Waseda University, 理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | GPS-Gyro / IMU複合航 / Mobile mappiong / GIS / CALS / EC / Desktop survey |
Research Abstract |
本研究では、Mobie Mapping System(MMS)を用いた道路付帯設備管理の効率化や、次世代DRM(Digital Road Map)作成の効率化などMMSの応用利用を目的としている。研究最終年度である本年度は、以下に挙げる2点について研究を行なった。1.平成20年度に開発してきたDRM作成支援システムの改良を行なうことで、システム全体の完成度を高める。2.MMSにより取得される膨大な点群データの取り扱い手法の構築。まず1の次世代DRMデータ作成では、作成されたデータの信頼性が重要であることから、最終的には人手によるデータのチェックが必要となる。そこで、DRMデータをMMSの三次元計測点群上に重ねて、結果を確認、修正することが可能なツールの開発も行なった。これらにより、自動認識によるDRMデータ作成が困難な地域においても、簡単にデータ修正やDRMデータ作成を行なうことを可能にした。つぎにMMSはレーザスキャナにより1秒間に最大27500点の計測を行なうため、MMSを用いて1時間の計測を行なうと計測点数は1億点に上る。そのため、MMSのデータはそのままでは広範囲にわたる道路設備管理やDRMデータ生成のための計算コストが高く取り扱いが難しい。そこでMMSの膨大なデータを取り扱うため、MMSの点群データをラスター化すると同時に、高さ情報を1[mm]の分解能でラスターデータに埋め込むことによって、MMSの特徴である高精度な高さ情報を付加したオルソ画像を自動生成する機能の開発を行った。これによりMMSのデータの取り扱いが容易となり、さらに高さ情報を持つオルソ画像を用いることで、従来の道路管理台帳付図の図郭間の歪みや航空オルソ画像の歪みを修正することが可能となった。
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Research Products
(5 results)