2008 Fiscal Year Annual Research Report
乳幼児をもつ親の悩みのコミュニケーション論的研究-子育て支援サークルを中心に
Project/Area Number |
08J05907
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
戸江 哲理 Kyoto University, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 乳幼児をもつ母親 / 悩み / コミュニケーション / 会話分析 / 子育て支援 / 子育て支援サークル / つどいの広場 |
Research Abstract |
《研究成果報告》本年度は、1本の論文と3回の学会報告を行った。うち、1回の報告は、社会言語学会における徳川宗賢賞の受賞記念報告であった。いずれも、本研究課題である、子育て支援サークルにおける親の悩みごとのコミュニケーション論的な研究にかかわるものである。論文は、関西社会学会の雑誌『フォーラム現代社会学』第8号に掲載されることが決定している。また、上の学会報告を除くふたつの報告は、関西社会学会と日本社会学会において行ったものである。以上の業績が示すように、本年度も、意欲的な研究報告活動を行うことができた。また、論文・学会報告とも、社会学の主要な学会において公表されたものであり、本研究を広く関連分野の研究者に周知する上で、有益であったと考えている。 《調査》本年度の調査は、大きくふたつに分けられる。ひとつは、前年度から継続して進めている子育て支援サークルの現場での録画機器を用いた調査である。以前からの調査先では、引き続き月2回のペースで進めている。また、2008年9月以降、新たに別の子育て支援サークルにも調査に入っている。こちらは、月1回のペースで調査を進めている。ふたつ目に、録画機器を用いた調査に加え、子育て支援サークルの利用者たちへのインタビューも行った。具体的には、2008年10月から12月にかけて、子育て支援サークルの利用者8人に対して、それぞれ2時間程度のインタビューを実施した。 《学会賞受賞》前年度に『社会言語科学』10巻2号に掲載された拙稿、「糸口質問連鎖」が、第8回徳川宗賢賞萌芽賞を受賞した。
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Research Products
(4 results)