2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08J07646
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
渡邉 陽一 Kumamoto University, 自然科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 産業用X線C / ひずみの局所化 / 三軸圧縮試験 / デジタル画像相関法 / せん断帯 / 土の応力-ひずみの関係式 / 砂 / 連続体力学 |
Research Abstract |
産業用X線CT装置を用いて連続体力学的アプローチと粒状体力学的アプローチとの融合を図ることで,土の応力-ひずみの関係式の高度化を試みることを目的とする.今年度の研究においては応力-ひずみ関係式の重要なパラメータのひとつであるひずみ量の定量的考察を実施した.産業用X線CT装置と三軸圧縮試験を連動させ,載荷に伴う土中内部のひずみの局所化現象を3次元的評価することを試みた.ひずみ量を求める方法として,デジタル画像相関法(Digital Image Correlation)を用いた.この手法については,今年度の4月から3ケ月間,フランスのグルノーブルの研究所へのインターンシップにより習得した方法である.変形前後のCT画像の濃度パターンから相関係数を求め,それらの相関係数の高い位置での変位量を求め,得られた変位量からひずみ量を算出するものである.異なる拘束圧(50kPa,80kPaおよび150kPa)下での様々な地盤状態をシミュレートし,その際の地盤内部の局所化ひずみ現象を3次元的に可視化し,局所ひずみの進展についても詳細に検討した.
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Research Products
(4 results)