2010 Fiscal Year Annual Research Report
エコ・ツーリズム空間におけるホスト-ゲスト構造と資源の適正利用メカニズム
Project/Area Number |
08J10354
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
有馬 貴之 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | エコツーリズム / 適正利用 / 環境インパクト / GPS / 観光行動 / フレーザー島 / オーストラリア / 動物園 |
Research Abstract |
本年度は、博士論文の執筆を中心に研究活動を行った。昨年度実施したオーストラリア、フレーザー島での現地調査の結果を基に、本年度は解析と分析を行った。分析では、トレイルの拡幅が主に歴史的要因に、トレイルの侵食が主に観光利用によるものであることが確認された。一方、ミクロな地域別にトレイルの荒廃(拡幅・侵食)に影響している項目が異なることも示唆された。それらの分析結果は、博士論文に掲載されている。 本年度も、昨年度と同様に、論文の執筆を行った。その数は7件である。これらの論文の内容は、観光者の行動に関する研究の展望について、自然観光地の保全の取り組み状況について、自然保全のための仕組みの作成に向けた取り組みについてなど、自然観光地の持続的発展をなすための基盤研究であり、学術的にも貢献しうるものである。また、現在も論文2件を学会誌(英文)に投稿中である。 学術大会における発表も精力的に行った。特に自身の専門とする地理学の学術大会のみならず、地理情報システム学会や日本観光研究学会、ならびに国際大会でも発表を行った。これらの学会発表では、国内外の新たな研究者との意見交換ができ、研究者間の人的ネットワークも広げることができた。また、研究を広く社会的に認知、貢献させるため、一般社会に向けての公表も行った。年度末には、中心的活動を行っている学会において、本研究の分野の研究者からなる研究グループにおいて、各研究発表者の段取りを行った。そこでは、新たに培った人的ネ、ットワークを生かして、他の学問領域との連携を計り、研究グループの視野を広げる取り組みを行った。そうすることで、本研究に関する学術者のネットワークを強固なものにしていった。
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Research Products
(19 results)
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[Presentation] Existence and migration routes of large mammals in urban landscape : discovery of a wild boar in the campus greenbelt2010
Author(s)
Arima, T., Noda, E., Iki, M., Yamasuge, K., Shirayanagi, K., Naito, S., R.Erangar, H., Nakamura, R., Yabe, N., Numata, S.
Organizer
the 2nd International Conference of Urban Biolicersity and Design
Place of Presentation
Nagoya
Year and Date
2010-05-20
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