2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08J10866
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
加藤 康司 長岡技術科学大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 直流・交流電源連系 / インダイレクトマトリックスコンバータ / 新エネルギー / ハイブリッド自動車 |
Research Abstract |
近年、新エネルギーやハイブリッドEVが注目されている。これらの電源が発電した電力を有効に活用するには、電力変換装置を用いた電力連系システムが必須となる。従来装置は、電解コンデンサのようなエネルギー蓄積要素が必要なため、小型化・高効率化が困難である。一方、次世代の電力変換器としてエネルギー蓄積要素を必要としない交流交流直接形電力変換器が注目されているが、現状では性能的に不十分である。本研究では、従来の電力連系システムの小型化・高効率化を目的とし、交流交流直接形電力変換装置の実用性を高めるため、さらなる高性能化手法の確立を目指す。 平成22年度は,提案電力変換器の他アプリケーションへの適用を目的とし,研究を行った。他アプリケーションへの適用を行うため,さらなる回路の小型化,高効率化及び,アプリケーションに応じた提案回路の有用性を明確化する必要がある。このため,提案回路の詳細な回路解析を行い,各部品の最適化を行った。また,詳細な回路解析をもとに,従来回路と比較し提案回路が有用となる範囲を明確にし,有用なアプリケーションを明確にした。 平成22年度の研究成果として,提案回路のアプリケーション拡大を目的とし,提案回路の損失解析,熱解析などの詳細解析により提案回路のアプリケーションに応じた有用性を明確化した。これらの研究成果は,学会にて発表している。本研究により,提案回路の利用拡大を行い,実用性はさらに高まった。
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Research Products
(4 results)