2008 Fiscal Year Annual Research Report
PET-光イメージングのマルチモダリティの有用性に関する基礎的検討
Project/Area Number |
08J54052
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
PAUDYAL Pramila Gunma University, 大学院・・医学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 64Cu / 癌 / PET / 蛍光イメジング |
Research Abstract |
本研究ではNIRを利用した蛍光色素から得られる情報がどの程度正確であるかを評価するためRIの情報と直接比較、検討することを目的とした。すなわち一つの分子内にRI標識部位と蛍光標識部位を有するプローブを作製し、両者から得られる情報の同一性を明らかにする。さらにこのプローブを用いてPETおよひOptical Imagingの画像を直接比較し、各々の画像の特徴、相違点について検討する [研究方法] RIおよび蛍光色素で標識するプローブには悪性リンパ腫に多く発現するCD20を抗原とする抗体:NuB2を用いた。モデル動物としてヒトのび慢性大細胞性リンパ腫であるRamos細胞を移植したBALB/cヌードマウスを用意した。またPET用RIとして^<64>Cuを用いることとし,抗体に^<64>Cuを結合させるためのキレート部位として1,4,8,11-tetraazacyclotetradecan-N,N',N'',N'''-tetraacetic acid(TETA)を導入した。蛍光色素には組織透過性を考慮してSAIVI^<TM> Alexa Fluor 750(Invitrogen Corp.,Carlsbad,CA,USA)を利用し、probe投与24時間後にPETおよび蛍光撮像を行うとともに,臓器を摘出し、重量および放射能を測定した。PETの撮影はSET-2400W(Shimadzu Corp.,Japan)を用いて行った。またOptical ImagingにはMaestro^<TM>(CRi,USA)を利用した。 [研究結果] 摘出した臓器の放射能と蛍光角素を検出・比較した実験では、一部明らかに一致しない組織があったが比較的一致した結果が得られた。一方イメージングにおいては組織透過性の高いNIR利用してもOptical Imagingでは体表面付近しか検出できず、体内深部まで検出可能なPET画像とは異なる画像を得る結果となった。摘出臓器への放射能の集積結果と比較して蛍光の画像は必ずしも正確な体内分布を反映しているとは言えないが、皮下に移植した腫瘍の評価には有用であると思われた。
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Research Products
(2 results)