2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08J55631
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
鄭 潔西 Kansai University, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 万暦朝鮮役 / 明軍日本兵 / 秀吉の中国人説 / 豊臣秀吉像 / 沈惟敬 / 朝鮮侵略軍に編入された明朝人 |
Research Abstract |
今年度は、研究に関係する資料収集を行った上で、計画したいくつの課題を遂行した。 一、2008年7月、論文「万暦朝鮮役により明軍に編入された日本兵」を発表し、さらに2008年10月12日に行われた「登州與海上絲綢之路」国際学術研討会(中国・煙台)で「万暦朝鮮之役明軍中的外国兵」をテーマに口頭発表した。発表は明朝軍隊に編入された日本兵をはじめとする外国兵の真相を検討し、当時の東北亜細亜世界の頻繁的な人員往来を明らかにした。 二、2008年7月、論文「秀吉の中国人説について」を発表し、明朝万暦時期に流布していた豊臣秀吉の中国人説を考察した。さらに2009年1月に論文「明代万暦時期における豊臣秀吉像」を発表し、明朝万暦時期の豊臣秀吉認識を明らかにした。 三、2008年7月「東亜文化交流--人物往来」国際学術研討会(中国・杭州)で「沈惟敬の登場と結末-万暦朝鮮役における明朝外交のパターン-」をテーマに口頭発表した。発表は明朝と日本との講和使者沈惟敬の活動を考察し、明代万暦時期の中日関係の一端を明らかにした。 四、2008年12月に行われた第二届「浙東文化論壇」国際学術研討会(中国・寧波)で論文「万暦朝鮮之役明朝対日本的攻防戦略--以万暦十九年浙江軍備整飭為中心」を提出しか。論文は万暦十九年万暦朝鮮之役前夜に明朝の日本に対する攻撃と防衛の戦略を検討し、明朝の対日戦略を明らかにした。 五、2009月3月、論文「万暦時期に日本の朝鮮侵略軍に編入された明朝人」を発表し、明代万暦時期中日間の人物往来の一端を明らかにした。 上記のように、今年度の研究は計画通り遂行した。
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Research Products
(7 results)