1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09044034
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
田中 恭子 南山大学, 法学部, 教授 (00167496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ヤフダ マイケル ロンドン大学, 経済学部, 教授
趙 新民 (文 〓) 厦門大学, 南洋研究所, 教授
イー タン・リォク・ マレーシア科学大学, 人文学部, 准教授
キオン ン・チン・ 国立シンガポール大学, 文学部, 教授
田村 慶子 北九州大学, 外国語学部, 教授 (90197575)
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Keywords | 大中華園 / 中国 / 改革開放 / 華人世界 / 東南アジア / 僑郷 / アイデンティティ / 社会調査 |
Research Abstract |
「改革開放」の20年間に、中国と華人世界(主として東南アジア)は、急速に結びつきを強めているが、この両者の関係の実態を明らかにすることが、本研究の目的である。最終年度である本年度は、昨年度の調査研究に基づき、(1) 東南アジア華人のアイデンティティの現状について研究を続行すると同時に、成果の一部を発表し、(2) 中国福建省・広東省の僑郷における聞き取り等の調査を続行した。本革度はとくに、「アジア経済危機」のインパクトに注意を払った。(1)については、田中(研究代表者)、荒井(研究協力者)を中国・香港に派遣し、福建省で開催された国際シンポジウムにおける研究報告、北京・上海の僑務関係者のインタビュー調査および香港の研究者との交流を行った。また、共同研究者ホァン・ジェンリー(シンガポール国立大学)助教授を招聘し、シンガポールを中心に東南アジア諸国の華人について研究報告、討論、および打合せを行った。(2)については、田中・荒井を中国福建省・広東省に派遣し、文献およびインタビュー調査を行うとともに、厦門大学南洋研究院の庄国土教授・趙文留教授らと共同で行っている僑郷社会経済調査を続行した。同時に、昨年度來の調査データの整理を行った。また、この調査に携わってきた2人の共同研究者、趙文留教授・李一平講師を招聘し、研究報告、討論、打合せを行った。なお、田中を英国・オランダに派遣し、共同研究者と本研究全体の総括を行い、評価を聞くとともに、今後の研究の展開などについて、情報・意見の交換を行った。
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Research Products
(9 results)
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[Publications] 田中 恭子: "中国脅威論を考える-冷戦期とその後" 大東文化大学『国際比較政治研究』. 7号. 25-43 (1998)
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[Publications] 田中 恭子: "華人世界と中国-アイデンティティ認識の落差" シリーズ中国領域研究. 10号. 38-44 (1998)
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[Publications] 田中 恭子: "アジア経済危機のゆくえ" 月刊治安フォーラム. 8月号. 22-30 (1998)
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[Publications] 荒井 茂夫: "馬耒亜華文文学馬華化的心理路程" 資料与研究ROSA SINESIS. 32期. 118-131 (1998)
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[Publications] 田中恭子(共著): "「アジア型リーダーシップ」と国家形成" TBSブリタニカ, 129-147 (1998)
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[Publications] 田中恭子(共著): "アジアの多文化社会と国民国家" 人文書院, 84-101 (1998)
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[Publications] 田村慶子: "東南アジアにおける女性と政治" アジア女性研究・交流フォーラム, (1999)
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[Publications] 田村慶子(共著): "アジアの社会変動とジェンダー" 明石書店, 277(56-87) (1999)
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[Publications] 荒井茂夫(共著): "扎根・本土・面向世界" マレーシア華文作家協会, 118-131 (1998)