1999 Fiscal Year Annual Research Report
現代社会における金融システムの転換と革新的経営財務戦略の研究
Project/Area Number |
09303003
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
松村 勝弘 立命館大学, 経営学部, 教授 (40066733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川越 恭二 立命館大学, 理工学部, 教授 (40298724)
井澤 裕司 立命館大学, 経済学部, 教授 (70222924)
平田 純一 立命館大学, 経済学部, 教授 (00143818)
富田 知嗣 大阪経済大学, 経営情報学部, 助教授 (60264743)
澤邉 紀生 九州大学, 経済学部, 助教授 (80278481)
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Keywords | 金融市場分析 / 金融システム / 財務戦略 / 財務分析 / データベース / 証券アナリスト |
Research Abstract |
(研究・教育システム)われわれは,立命館大学において,経済・経営・理工の学部横断的な研究・教育システムづくりの一環として,ファイナンス・インスティテュートを設置し,一昨年来その研究教育システムの開発に取り組んできた。これは,現代企業に突きつけられている複雑な課題を文理総合型の新たな仕組みの中で,その解決策を発見できないかと考えたからである。このような取り組みは,学際的な研究教育の仕組み作りを必要とした。 (データ・べース)そこで,ファイナンス分野での研究・教育をすすめるために,現存のマクロ・データ,株価データ,企業財務データなどのデータを総合的に分析するための研究・教育用ソフトウエアを,バックグラウンドを異にする研究者の協力共同のもとで,開発した。と同時に,別途資金により日経クイック社の協力を得て新たなデータ・ダウンロードのためのもう一つの仕組みも完成させ,これも併用している。これらは学生初学者用ウェッブ・ペ一ジ版と中級上級用バッチ処理版およびアクセス対応版の三本立てでデータベースへのアクセスをする仕組みを完成させるとともに日経クイック版とあわせ,これらの研究・教育の両面からの利用を進めてきた。それぞれ一長一短がある。今後もこれらの改善すすめる予定である。 (教育プログラム)教育プログラムとしては,2000年度開講の『金融市場分析実習』の内容となるものを共同して研究してきている。その第一の内容は,証券アナリスト資格要件の一つとして,財務分析,の学習が課されており,これを含んで,実際のアナリスト業務を行うにあたっての素養としての企業分析の実習を内容とする。これについの研究・教育が進めている。第二は,ファイナンシャル・エコノミクスに基づいた金融市場分析を内容とする。 (研究プログラム)現在,まずはこれまでの研究を基礎に,前者を内容とするテキスト作りを進めている。これと並行して,日本の金融システムと企業財務戦略に関する研究を深めるという作業を行っている。成果の刊行はすでに終えたものの他,なお継続中のものもある。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 松村勝弘: "わが国企業における株式相ご持ち合いの戦略的側面"証券経済学会年報. 35. (2000)
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[Publications] 村山嘉彦: "預金保険制度の効用を問う"立命館経営学. 38(5). 1-11 (2000)
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[Publications] 伊藤研一,道明義弘,井澤裕司: "日・米・加産業(業種)別自己資本経常利益率規定要因の推計-企業財務データにもとづくパネルデータ分析-"立命館経済学. 48(1). 7-33 (1999)
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[Publications] 三摩竜二,井上幸美: "異機種DBMSの同期方式"情報処理学会全国大会論文集. 15-16 (1999)
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[Publications] 川端英之,川越恭二: "ファイナンス研究者向け経済データベースシステムの提案"情報処理学会第59回全国大会論文集. 133-134 (1999)
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[Publications] 松本圭司,川越恭二: "地図データベースへの応用を考えた多次元データアクセス:ビット埋めこみR木"情報処理学会第59回全国大会論文集. 199-200 (1999)
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[Publications] 松村勝弘: "現代企業の財務戦略(第3版)"サイテック. (2000)