1998 Fiscal Year Annual Research Report
水泳現場におけるレース分析データの指導現場へのフィードバックシステムの開発
Project/Area Number |
09358002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武藤 芳照 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10143330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若吉 浩二 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (30191729)
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Keywords | 水泳指導 / レース分析 / バイオメカニクス |
Research Abstract |
水泳競技のレース分析及び指導現場へのフィードバックシステムに関わる国内外の最新の資料を収集・整理すると共に、水泳競技場における選手及び指導者へのレース分析データの即時フィードバックを試行し、その技術的・実践的有効性と問題点を検討した。 一流水泳選手が出場する全国規模の競技大会において、ハイスピードビデオカメラを用いてレース分析を行い、分析データを即時にフィードバックした。データは、スタート局面速度、ストローク局面速度、ターン局面速度並びにストローク長(m/ストローク)、ストローク頻度(ストローク数/秒)である。 50mおよび100mレースの場合は、25m毎の変化を、そして200mレースの場合は50m毎の変化を求めた。また、ターン局面においては、泳ぎからターン動作に入り、壁に足が接地するまでの局面としてのターン・イン局面と壁接地から泳ぎ出し局面までのターン・アウト局面に分けた。 また、分析においては、撮影されたビデオ映像から、通過時間を自動的にコンピューターに入力できるシステムを開発した。このシステムは簡易スリットビデオを実現したものであり、画像の横軸が時間を表すことにより、マウスでの選手の頭の画像をクリックすることで、通過時間を知ることができる。 これらのシステムは、データが個人毎に提示されること、選手のレース内容を詳細に把握できること、汎用コンピュータと普及レベルのハードディスクで対応が可能なこと、データの収集時間を短縮できること等の利点があることが確認された。
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