1998 Fiscal Year Annual Research Report
複数外国語学習環境のためのオンライン学習センターの運営とデータベース構築の研究
Project/Area Number |
09410126
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
宮内 敬太郎 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (90101617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下浦 享 立教大学, 理学部, 助教授 (10170995)
池田 巧 立教大学, 社会学部, 助教授 (90259250)
小林 悦雄 立教大学, コミュニティ福祉学部, 助教授 (40132089)
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Keywords | 教育支援 / 授業支援 / オンライン・ドリル / ホームページ / ドイツ語 / 英語 / 音声 / 映像 |
Research Abstract |
研究初年度(1997年度)に英語授業で使用したオンライン・ドリル用プログラムを用いて、1998年度はドイツ語の練習問題を作成した。教科書の単元に合わせて-、ホームページ上で8ページ分で、前期授業の大体3分の2の分量に当たる。これを1998年6月2日のドイツ語の授業の中で用いて、その効果を検証した。学生の反応は前年度に行った英語の練習問題に対する反応と共通性が見られた。「楽しい」、「何度もやり直せてよい」、「学習内容の確認と文法事項、語彙の定着練習に最適」などの肯定的評価が多かった。その反面、「カタカナ表記の発音は正確ではないのでは」、「選択問題だけでなく、記述式の練習問題にした方が良い」などの改良に向けての意見もあった。こうした意見に基づき、ドイツ語の音声ファイルをサーバーに載せて、実際の音声を聞きながらのオンライン・ドリルを可能にすべく、音声データ作成のためのハードウエアとソフトウエアを充実し、音声や映像も用いられる練習問題作成の準備を始めた。このドイツ語Web Exerciseの実践については1998年11月のドイツ語研究会で口頭発表した。また、この2年間の実践研究については、1998年6月にブルガリアで行われた国際学会において口頭発表するとともに、学会論文集に掲載した。ドイツ語は3月中には教科書の全単元用ドリルを作成する予定である。 購入したサーバーを活用して行っている学生のホームページ作成については、e-mailを送付することよって、その内容をホームページ上に自動作成するシステムを98年1月21日から導入し、英語のクラスで実践を重ねており、現在までに、「ライティング」の授業で学生全員に個人のホームページを作成させたり、三重大学、台湾の成功大学のクラスでも実験的に使用してもらって、実践を積み重ねている。このシステムには、99年3月3日現在、8383件のアクセスがあり、学習支援・教育支援の面で実効性を発揮していることを示している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 宮内敬太郎 他: "Implementation and Effects of Interactive Drills in German and English" Proceedings of the International Conference. 1. 108-114 (1998)
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[Publications] 小林悦雄: "教室となったホームページ" 高校英語展望(小学館). 6月号. 22-23 (1998)