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1999 Fiscal Year Annual Research Report

トロホブラスト細胞の浸潤能とその制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09470360
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

倉智 博久  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40153366)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西尾 幸浩  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30303952)
森重 健一郎  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90283788)
大道 正英  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10283764)
Keywords絨毛細胞 / インテグリン / 胎盤 / 細胞浸潤 / 上皮成長因子(EGF) / ケモカイネーシス
Research Abstract

ヒト絨毛癌細胞株BeWoにおけるEGFによるα2インテグリンの発現増加とその生物学的意義
a)ヒト絨毛癌細胞株BeWoはEGF非存在下ですでに、α1,α2,α5,β1インテグリンを発現していた。この内、α2,α5,β1についてはEGFにより細胞表面の発現量が増加し、中でもα2の増加が最も顕著であった。また、このEGFの刺激に際して同時に測定した培養上清中へのヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の分泌はα2インテグリンの発現増加と並行して増加する事が観察され、α2インテグリンの誘導は絨毛細胞の機能的分化にともなって起こっていることが明らかとなった。
b)α2インテグリンmRNAの発現は、EGF添加後3時間で最大となり、以後漸減した。この結果から、EGFによるα2インテグリンの増加はmRNAレベルで起きていることが明らかとなった。
c)BeWo細胞のマトリゲル上での浸潤能、及びケモタキシスはEGFにより有意な亢進が観察された。しかし、コラーゲンに対する接着能には有意な変化が観察されなかった。α2インテグリン機能阻害抗体によって、上述のEGFによる浸潤能、ケモタキシスの亢進は有意に抑制を受けたので、EGFによるα2インテグリンの増加がこれら細胞活性の変化に関与していることが示唆された。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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