1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09556028
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
小川 正 徳島大学, 医学部, 教授 (80027193)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細山 浩 アレルゲンフリー, テクノロジー研究所, 研究員
板東 紀子 徳島大学, 医学部, 教務員 (40116851)
山西 倫太郎 徳島大学, 医学部, 助手 (30253206)
|
Keywords | 大豆 / 食物アレルギー / 低アレルゲン化 / チャレンジテスト / 低アレルゲン豆腐 |
Research Abstract |
大豆アレルギー患者用の低アレルゲン大豆加工食品開発を目指した研究である。いままでのノウハウを生かして、酵素処理大豆煮豆を創出し、これをもとにチャレンジテストを組織した。さらに、その低減化率あるいはアレルゲン性を評価する手段を開発、提案した。 1)東北農業試験場・刈和野試験場にて選抜された主要アレルゲンの一つであるβ-conglycininのα-subunit欠失大豆を用いて下記のチャレンジテスト用試食品を創出した。 (1)丸大豆酵素処理煮豆を調製した。 (2)豆乳を調製し、特殊条件下で遠心分離により主要アレルゲンGly m Bd 30Kを95%以上低減化したものを用いて豆腐を調製した。 (3)豆乳を酵素処理してアレルゲンを分解後、このペプチド混合物を適当なゲル化剤にて凝固させ、プリン用の食品を開発した。 2)チャレンジテストとアレルゲン性の評価を行うチームを医師、栄養士、研究者10人によって組織した。評価のマニュアルを策定し、煮豆によるテストを行っている。 3)アレルゲン性の評価法としてモノクローナル抗体によるスクリーニング、培養細胞を用いるアッルギー再構成モデル系でのケミカルメデイエイタ-測定法の組み合わせによる系を化いつした。また、ELISA阻害法等も検討中である。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] B.Yanishi: "Micro-assay method for evaluating the allergenicity of the major soybean allergen,Gly m Bd 30K" Biosci.Biotech.Biochem.61. 19-23 (1997)
-
[Publications] H.Tuji: "Fate of a major soybean allergen,Gly m Bd 30K in rice-,barley,and soybean miso during fermentation." Food Sci.Technol.Int.Tokyo. 3. 157-162 (197)
-
[Publications] H.Tsuji: "Purification and characterzation of soybean allegen Gly m Bd 28K" Biosci.Biotech.Biochem.61. 942-947 (1997)
-
[Publications] M.Samoto: "Substantially complete removal of three major allergenic soybean proteins" Biosci.Biotech.Biochem.61. 2148-2150 (1997)