1997 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた信頼性データベースおよび信頼性手法の開発とその普及
Project/Area Number |
09558047
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
鈴木 和幸 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (00130071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋崎 真仁 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助手 (40293138)
田中 健次 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (60197415)
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Keywords | インターネット / 信頼性データベース / 信頼性手法 / FMEA / 寿命データ解析 |
Research Abstract |
1.信頼性データベースの構築に向けて以下の検討を行った。 (1)FMEAへのデータベース活用とFMEA支援ツールの試作・検討 ・通商産業省産業政策局製品安全課、通商産業省製品評価技術センター(1996):"事故情報収集精度報告書 平成7年度"、(財)日本消費者協会. ・労働省労働基準局労働衛生部安全課(1997):"死亡災害データベースCD-ROM 平成3年〜平成8年"、中央労働災害防止協会. に基づき、潜在的に危険な故障モードを有する部品を抽出し、部品によって発生するエネルギー分類から故障モードをもれなく抽出する方法を考案した。一方、機能展開図により、FT(Fault Tree)図の自動作成によるTop Down法により、故障モードの補完を行う手順を考案し、FMEA作成における故障モード抽出法を検討した。 (2)情報の受容・判断・行動の3ステップ各々において生じるヒゥ-マンエラーのデータベース作成にあたり、広辞苑より1120個の副詞を抽出し、KJ法にて分類し、PDCAの観点より"ズレ"を抽出し、ヒゥ-マンエラーに関するガイドワードのデータベースを作成した。 2.インタールットを用いることによる以下の手法の視覚化と改良を行った。 (1)Server部・Middle tier部・Client部の3層からなるClient/Server型システムにより、遠隔地にある複数のServerからのフィールド寿命データを確率プロットし、寿命分布型・層別の必要性・地域間の差の検討を視覚的に行いうるシステムの試作を行った。 (2)生産設備への摘要:工程分析をより視覚化しうる方法を検討し設備管理学会にて発表 (3)故障データのみに基づく寿命推定法:Technometrics(1998)、Vol.40に本手法を掲載
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Research Products
(9 results)
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[Publications] X.Joan Hu, Jerald F.Lawless, Kazuyuki Suzuki: "Nonparametric Estimation of a Lifetime Distribution When Censoring Times Are Missing" TECHNOMETRICS. Vol.40,No.1. 3-13 (1998)
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[Publications] 岩瀬智之,益田昭彦,鈴木和幸: "人・環境・装置の三要素を考慮したFMEAによる安全性評価に関する一考察" 日本品質管理学会,第27回年次大会研究発表要旨. 43-46 (1997)
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[Publications] 臼井正彦,益田昭彦,鈴木和幸,嶋崎真仁: "部分的な製品履歴に基づく不完全な寿命データの解析" 日本信頼性学会,第10回信頼性シンポジウム. 118-121 (1997)
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[Publications] 柿内幸夫,益田昭彦,鈴木和幸: "新しい工程分析手法による問題の視覚化とその応用" 日本設備管理学会,秋期研究発表大会論文集. 61-66 (1997)
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[Publications] 田中 健次: "-21世紀への安全設計パラダイム-安全保障設計とユーザ中心の設計" 日本科学技術連盟 第27回信頼性・保全性シンポジウム. 49-52 (1997)
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[Publications] 益田昭彦,中村琢磨,上田太郎,鈴木和幸: "信頼性技術のネットワーク型CAE-ワイブル解析とFMEAの試作について-" 日本科学技術連盟 第27回信頼性・保全性シンポジウム. (1997)
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[Publications] Kenji Tanaka: "Human-Machine Cooperative Monitoring with Inspection Time Limit" Proc.of the 36th SICE Annual Conference. 721-722 (1997)
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[Publications] 田中 健次: "安全と危険との狭間を考慮した知的ヒューマンマシンシステムの設計と運用" 電気学会原子力研究会. 1-6 (1997)
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[Publications] Kenji Tanaka: "Dempster-Shafer Theoretical Approach to Reliable Monitoring Design under Uncertainty" Asvances in Systems Science and Applications.Special issue. 201-207 (1997)