1999 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた信頼性データベースおよび信頼性手法の開発とその普及
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09558047
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田中 健次 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (60197415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 誠 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助手 (00282343)
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Keywords | 信頼性データベース / 信頼性手法 / FMEA / 状態監視保全 / 故障診断 |
Research Abstract |
1.人間を考慮したFMEA 「人間の誤使用」をエラーモードとするFMEA構築システムを改善発展させた。ソフトウェア作成時のヒューマンエラーについてのガイドワードのデータベースを構築した。 2.生産設備の監視情報の有効利用法の開発 (1)大規模な生産設備の状態監視保全システムにおけるリアル監視情報の有効利用法を目指し、 特に異種の監視特性のセンサを用いた異質センサ型システムモデルを解析した。複数センサからの 2値のモニタリング情報を統合する最適な方法の決定、多数逐次型センサー群の使用方法までを数理モデルを使って明らかにし、学会で発表した。 (2)さらに、システム構造を利用した簡単な故障診断方法を提案し、その効果を示した。 3.ヒューマン・コンピュータ・インターフェイスの観点から システムの使用環境を開発するためには、誤報による人間の心理的変化、信頼の変化などを知ることが必要になる。このため、時間制約がどの程度、状態判定の誤りを引き起こすか、あるいは誤動作がどのような発生状況であると人間がシステムを信頼しなくなるか等を認知実験を通して明らかにし、インターフェイスの使用環境における理想条件を追究した。
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Research Products
(10 results)
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[Publications] Kenji Tanaka: "A Design Condition for Incorporating Human Judgement into Monitoring Systems"Reliability Engineering and System Safety. 65. 251-258 (1999)
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[Publications] 田中健次: "状態判定における時間制約のヒューマンエラーへの影響"日本設備管理学会春季研究発表大会論文誌. 1-1-1-8 (1999)
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[Publications] 高橋将人: "システム構造を利用した故障診断についての一考察"日本信頼性学会誌. 21-4. 213-214 (1999)
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[Publications] 田中健次: "状態判定の誤りへの時間制約による影響"第29回信頼性保全性シンポジウム発表報文集. 263-268 (1999)
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[Publications] 伊藤誠: "自動化システムに対する信頼感の推移"第29回信頼性保全性シンポジウム発表報文集. 269-274 (1999)
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[Publications] Makoto Ito: "Trust in and Use of Automation"Proc. of IEEE Int. Conf. on SMC. III. 715-720 (1999)
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[Publications] 井口 亘: "異質センサによる安全監視システムの信頼性解析"大42回自動制御連合講演会 論文集. 299-300 (1999)
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[Publications] 井口 亘: "適応的情報統合を用いた移動型異質センサ群の信頼性解析"大12回自律分散システムシンポジウム講演論分集. 131-136 (2000)
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[Publications] M.Takahashi: "Failure Diagnosis Utilizing the Series/Parallel Structure of Systems"IEICE Trans. Fundamentals. E83-A-5(未定). (2000)
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[Publications] 中村 琢磨: "ガイドワードを用いたソフトウェア操作時のヒューマンエラー解析"第4回ヒューマン・マシン・システムの信頼性と安全性シンポジウム. (未定). (2000)