1998 Fiscal Year Annual Research Report
ダウン症候群の早期老化診断システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
09610107
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
菅野 敦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10211187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 一成 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (50293006)
橋本 創一 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (10292997)
細川 かおり 鶴見女子大学, 短期大学部, 助教授 (50259199)
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Keywords | ダウン症候群 / 老化 / 診断システム |
Research Abstract |
東日本地域にある知的障害をもつ成人を対象とした居住型施設(269ヵ所)に、所属する1519名のダウン症者を対象に、調査研究を行った。 回収できたのは192ヵ所(回収率71.4%)であった。調査では、これらの施設に所属しているダウン症者(1033名)の生活の実態や健康、老化の様子について明らかにし、居住型施設に生活するダウン症者の加齢にともなう変化を横断的に解明した。 健康に関しては、50歳代以降、急激に罹患している疾患が多くなった。また、40歳代より精神医学的な症状や問題行動の発現が顕著であった。能力についても40歳代より低下がみとめられたが、項目間、領域間で差がみられた。
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