1998 Fiscal Year Annual Research Report
高校教育改革の可能性とその条件の解明.北海道の工業高校の存立基盤と公共性
Project/Area Number |
09610231
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小出 達夫 北海道大学, 教育学部, 教授 (70001823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 敏郎 北海道大学, 教育学部, 助手 (40250401)
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
木村 保茂 北海道大学, 教育学部, 教授 (40003959)
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Keywords | 高等学校 / 教育改革 / 工業高校 / 公立性 / 地域連携 |
Research Abstract |
(1) 研究・調査の経過の概要 同上の研究課題名による2年度目の調査研究である。第1年度目の調査結果を学会報告し、調査報告・資料集をまとめつつ、新たに研究対象を広げ(東北地方、オレゴン州)、実証研究を深めた。実証研究の焦点は、昨年に引き続き、工業高校の改革がなかなか進展しないのはなぜか、また改革を指導する原理と条件は何か、の究明にある。このテーマのまとめは第3年度に期するが、そのための基礎・予備調査はなんとか進んできている。また研究分担者の中での責任テーマもつめられてきている。次年度への飛躍を期している。 (2) 調査対象高校・機関 (北海道) :歌志内高校、美唄工業高校、美唄南高校、美唄東高校、上士幌高校、有朋高校(単位制)、士幌高校(町立)、えりも高校(町立)、北海道農業高校フェア、北海道教委、名寄市教委、上ノ国町教委(東北地方) :岩手県盛岡工業高校、黒沢尻工業高校、山形県米沢工業高校、山形県基督教独立学園高校(アメリカ合衆国オレゴン州):Mcrlo Station HS(オルタナテイヴ高校)、Benson HS(工業高校)、David Douglas HS(総合高校)、Rooscvclt Hs(総合高校)、Sabin Carecr Center(専門高校、学校連携高校)、オレゴン州教育庁職業教育部、Northwest Regional Educational Laboratory(USA北西部5州の教育関係NPO研究サービス組織) (3) 研究成果の公表 (1) 日本教育学会第57回大会(香川大学)ラウンドテーブル発表(1998・8)、「“School to-Work"-オレゴン州・オハイオ州における90年代高校改革の進展」 (企画・小出達夫、提案・小出達夫、町井輝久、横井俊郎、佐藤浩章) (2) 横井俊郎 「日本における“基礎教育から職業生活への移行"に関するバックグラウンド・レポート」 (文部省・OECDテーマ別レヴュー)、文部省部内資料、吉本圭一、小杉礼子、高部博子との共同執筆(1998・8) (3) 調査報告・資料集『高校教育改革の可能性とその条件の解明-工業高校の存立基盤と公共性』の(No.2)と(NO.3)の刊行(1999・3)
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 小出達夫: "アメリカ高校訪問記録(1997年9月)" 北海道大学・生涯学習研究年報. 第4号. 213-250 (1998)
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[Publications] 小出達夫: "専門高校-農業高校こそが拓く高校教育改革" 農文協.自然と人間を結ぶ・農業教育. 12-12. 38-48 (1998)
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[Publications] 小出達夫: "1990年代におけるアメリカ高校教育改革とオレゴン教育法" 北海道大学・教育学部紀要. 77. 199-224 (1998)
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[Publications] 横井敏郎: "韓国の高校教育改革と日韓米高校教育システム比較" 北海道大学.生涯学習研究年報. 第4号. 71-81 (1998)
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[Publications] 横井敏郎: "アメリカにおける教育行政の分権化と総合教育の新たな試み" 北海道大学.生涯学習研究年報. 第4号. 35-56 (1998)
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[Publications] 町井輝久: "School-to-work Initiativeの成立とその背景" 北海道大学.生涯学習研究年報. 第4号. 19-34 (1998)