1997 Fiscal Year Annual Research Report
森戸辰男文書の分類整理に基づく1960年代教育政策分析の基礎研究
Project/Area Number |
09610282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
前田 一男 立教大学, 文学部, 助教授 (30192743)
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Keywords | 森戸辰男 / 文部省 / 中央教育審議会 / 広島大学 / 能力開発研究所 / 日本育英会 |
Research Abstract |
平成9年度は、横浜市史編集室所蔵の森戸辰男文書の整理作業に着手した。 文書の整理作業は、有効な分類項目が検討されながら、進められた。現在、分類項目として設定しているのは、以下のとおりである。 ◇文部省関係◇中央教育審議会関係◇日本学術会議・教育美術振興会、国立大学事務局長会議・教育刷新委員会・国際理解研究会・日本育英会・教育改革・教育(社会・一般)、◇国語審議会、◇広島大学関係、◇能力開発研究所・英語教育協議会関係◇国際理解教育研究会・日米文化教育交流会議関係、◇定期刊行物・政府刊行物関係、◇僻地教育・肢体不自由児教育・日本図書館関係、◇新聞関係、◇ユネスコ、◇児童画コンテスト、◇日米文化教育テレビ、◇労働関係、◇放送関係、◇森戸メモ、◇森戸講演関係、◇森戸宛書簡、◇森戸原稿、といった項目である。 これらはそまのの、森戸の広範な活動の示しているといえよう。ただ、分類整理の段階で言えることは、現在のところ、史料の多寡(量)によってまとまりをつけている段階で、それらをさらに質的な観点から分類していくことが課題となっている。特に◇日本学術会議・教育美術振興会、国立大学事務局長会議・教育刷新委員会・国際理解研究会・日本育英会・教育改革・教育(社会・一般)は、さらなる分類が必要である。 分類整理類作業は、その分類の項目の立て方と内容分類に立ち入る程度によって膨大な時間を要するものである。書簡類の整理は、まさにその典型である。 来年度は、基本的に今年度の作業を継続しつつ、限られた予算と時間の中で、森戸の広範な活動が浮かび上がらせることができる、質的な観点からの分類整理を心がけたい。
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Research Products
(2 results)