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1998 Fiscal Year Annual Research Report

全自動洗濯機の制振法の研究

Research Project

Project/Area Number 09650267
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

石田 幸男  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10092991)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長坂 今夫  中部大学, 工学部, 助教授 (60102779)
井上 剛志  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (70273258)
Keywords回転体の振動 / 非定常振動 / 減衰 / 振動制御 / ダイナミックダンパ
Research Abstract

本研究は,極めて大きな不つりあいをもち,またその大きさと方向が運転のたびに異なるという特殊な性質をもつ洗濯機の振動を小さくし,その結果,静粛な運転を実現し,また布の分布調整のための再運転という無駄をなくすことを目的とする.平成10年度は,基本的には平成9年度の継続・発展であうが,その研究実績ははつぎの3つに分けられる.
(1) 理論解析と数値シミュレーション:昨年度の結果を踏まえ,さらに実機使用パラメータ範囲について詳細に調べ,次の(2),(3)の防振法による効果をさらに詳細に確かめた.たとえば(2)のパッシブな制振法では,パラメータをうまく調整できれば,振動を1/2から1/3に抑えれることを明かにした.
(2) パッシブな制振法:市販の洗濯槽兼脱水槽の下部に防振ダンパを付け,そのその効果を実験的に確かめた.数値シミュレーションで求めた最適値を与えるばねなどが入手できなかったこともあり,最適の状態は実現できなかったが,それなりの効果は認められた.また,このような低振動数の第1モードに対しては,(1)で得た最適値でも摩擦によって,著しくその特性が左右されることが明かとなった.
(3) アクテフィブ制振法:洗濯機が本来もつばねに追加し,新たにコイルばねを設置し,そのばねを電磁石によりON/OFFする準アクティブ制御を行い,共振点を瞬時に通過する制振法について,数値解析,シミュレーションにより有効性を確かめ,実験を行った.実験につしいては未だ研究の途中である.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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