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1998 Fiscal Year Annual Research Report

メロン果実の軟化関連酵素遺伝子のクローニングとその発現解析

Research Project

Project/Area Number 09660029
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

久保 康隆  岡山大学, 農学部, 助教授 (80167387)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中野 龍平  岡山大学, 農学部, 助手 (70294444)
Keywords果実軟化 / セルラーゼ / ポリガラクチュロナーゼ / エチレン / 遺伝子発現
Research Abstract

果実の成熟・軟化機構を分子レベルで明らかにすることは、近年急速に進展している植物の遺伝子組み換え技術を用いることによって、成熟・軟化特性を改変し、流通特性を改善した形質転換品種の開発に直結する。本年度は果実の硬度を決定する細胞壁のヘミセルロース及びペクチン成分の分解に関与すると考えられているセルラーゼ及びポリガラクチュロナーゼ遺伝子のクローニングとその発現解析を行った。メロン果実より6種のセルラーゼ遺伝子をクローニングすることに成功した。遺伝子の発現解析の結果、幼果実で活発に転写され細胞伸張に関与するグループと常に一定レベルで発現し細胞膜結合部位をもつ物に分類することができた。しかしながら、果実で成熟特異的発現にするセルラーゼ遺伝子はクローニングされなかった。本研究の進行中に、メロン果実のポリガラクチュロナーゼのクローニングは米国の研究グループによって発表された。そこで、研究を拡大・深化させるために対象を同じウリ科のキュウリと果実成熟時に急激な硬度低下が起こるカキ果実に拡大し、遺伝子のクローニングを行った。その結果、水分ストレスを与えて軟化が誘導されたキュウリ果実より3種のポリガラクチュロナーゼ遺伝子とカキ果実より1種のセルラーゼ遺伝子が得られた。ノーザン分析よって、キュウリ果実の1種のポリガラクチュロナーゼ遺伝子は水分ストレスとエチレン処理によって顕著に遺伝子発現が誘導され、エチレンの作用阻害剤である1-MCPによって抑制されることが明らかになった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Kubo Y.et al.: "Multiple endo-1,4-β-glucanases are expressed diering melon fruit development and ripening." XXV International Haticultural Cengress Abs.1. 243-243 (1998)

  • [Publications] Kubo Y.et al.: "Expression of a water stress-induced pay galacturonase gene expression in harvested cucumtor fruit." Symposium on Fostharuest Horticuleare Abst.1. 25-25 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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