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1997 Fiscal Year Annual Research Report

多胎児出産と出生力に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09670412
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

野中 浩一  帝京大学, 医学部, 講師 (80142446)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 泉  日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (60091055)
Keywords双生児 / 双胎妊娠 / 出生力 / 出生間隔 / 出産年齢 / 不妊
Research Abstract

(1)自然出生力集団における多胎出産と出生力
北米の2つの自然出生力集団の人口ベースの動態記録(French Canadian;Hutterites)を用いた。
(A)年齢階級別にみた出生間隔の比較(多胎出産と単胎出産)
一般に、高齢ほど双生児出産が多い傾向があったが、ピークは30歳代の後半であった。出生力低下と双生児妊娠が関連する、という仮説を検証するために、年齢階級別に双胎出産と単胎出産とで出生間隔を比較したところ、両集団とも、30歳代前半で双胎出産前の間隔が延長していた。前子が生後早期に死亡した場合の影響を除いてみたが、結果は同じであった。この結果は、これまでに考えられているりも若い年齢で、正常な加齢現象ではなく出生力が低下したときに、双胎妊娠が起こりやすい可能性を示している。
(B)家系内多胎出産歴の評価
家系的に双生児出産のリスクがある母親を識別する作業は、技術的な問題によってまだ途中である。(A)で得られた双胎妊娠前の出生間隔延長がこうした遺伝的素因の有無と関連しているかを今後検討する。
(2)現在の日本の多胎出産経験者の出生力
双生児の母親(2376名)に質問票調査を行なった。出産歴のほか、初潮、月経周期、妊娠までの期間などを調査した。不妊治療例を除いて、異性群(2卵性,n=178)と同性群(1卵性が中心,n=923)とに分けると、異性群では初経年齢が有意に若く、短周期型の月経が多い傾向にあった。しかし、妊娠成立までの月経回数は、両群に有意差はなかった。現在の日本の双胎妊娠には出生力の低下を示唆する証拠は得られなかった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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