• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

HLA-DPw9トランスジェニックマウスを用いた潰瘍性大腸炎発症機序の解析

Research Project

Project/Area Number 09670561
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

坂牧 純夫  札幌医科大学, 医学部, 講師 (00196081)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高山 哲治  札幌医科大学, 医学部, 助手 (10284994)
Keywordsトロポミオシン / ペプチド / HLA-DPw9 / トランスジェニックマウス / 潰瘍性大腸炎
Research Abstract

[目的]我々はこれまでヒト潰瘍性大腸炎患者において、type2 helper T細胞(Th2)優位の免疫異常が存在し、本症の発症ないし病勢と密接に関わることを報告してきた。本実験では、HLA-DPw9トランスジェニックマウスにTh2優位の免疫異常をもたらすことで、潰瘍性大腸炎を作成できるか否かを検討した。
[方法]Th2優位の免疫異常は、Th1特異的阻害剤TAK603(武田薬品より供与)を飼料に添加投与することで作成した。8ヶ月間、経時的に体重測定、および症状を観察した。
8ヶ月後マウスを屠殺し、組織学的に大腸を検索した。同時に大腸粘膜上皮細胞上のHLA-DPw9分子の発現をFACSで解析した。
[成績]8ヶ月の観察期間ではDPw9トランスジェニックマウスおよび対照群(HLA-DQ6トランスジェニックマウス)ともに体重減少、下痢、粘血便などの症状を認めなかった。
組織学的にも実験群、対照群ともに有意な炎症所見を認めなかった。
FACS解析の結果、大腸粘膜上皮細胞上にHLA-DPw9分子の発現を認めなかったことから、現在TNBSやDextran Sulfate Sodiumを投与し、大腸炎を惹起させ、HLA-DPw9の発現を確認し、現在その後の大腸炎の進展を観察中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi