1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09670624
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
工藤 新三 大阪市立大学, 医学部, 助手 (20186406)
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Keywords | 肺臓炎 / 肺癌 / 抗癌剤 / 併用療法 |
Research Abstract |
in vivo study 塩酸イリノテカンと放射線の同時併用による肺障害についてin vivoでの検討についてはマウスを用い、放射線は片側1回肺照射とし、照射線量は5Gyより15Gyまで段階的に増量し、照射後一定時期に屠殺し、照射肺及び非照射肺について組織学的に検討し、至適線量と、観察期間を決定する実験が目下進行中である。肺毒性の評価を間質性肺炎の程度で評価するために、肺の経時的なHEその他の染色による組織学的変化により照射側、非照射側のそれぞれについて検討し、また、肺よりRNAを抽出し、ノーザンブロットでTGFβを定量しているところである。 臨床研究 放射線治療あるいは放射線・化学療法の併用療法を受ける患者において、末梢血中及び気管支肺胞洗浄(BAL)中の細胞成分、各種マーカー(Cytokeratin19(CYFRA21),Progastrin-releasing Peptide(proGRP),AlkalinePhosphatase(ALP),Hepatocyte Growth Factor(HGF),Thrombomodulin(TM),Type1V collagen7S,KL-6,Polyamine)の変化を測定し、病態の解明、肺臓炎発症および重症度の予測を行っている。確定診断目的の気管支鏡検査時(治療前)に、健側肺の中葉支または舌区に50mI(37℃)生理食塩水を3回、計150mI注入し回収する。また、放射線治療後2週間以内放射線照射野を含む中葉支または舌区でBALを施行する。現在までに24例の肺癌患者に対し治療前のBAL及び採血を行い上記マーカーの測定を行った。さらに8例において治療後の測定も行い現在症例集積中である。
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Research Products
(1 results)