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1999 Fiscal Year Annual Research Report

ニューロン特異的核蛋白MxRのクローニング

Research Project

Project/Area Number 09670680
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

坪井 義夫  福岡大学, 医学部, 助手 (90291822)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊田 哲也  久留米大学, 医学部, 教授 (00197972)
山田 達夫  福岡大学, 医学部, 教授 (60159217)
Keywords小胞体 / 神経細胞 / 神経内分泌組織特異タンパク質 / レティクロン / cDNAクローニング / FISH
Research Abstract

我々のクローニングしたMxR1 mRNAのcDNAの全塩基配列をデーターベースにて検索したところ、ヒト(NSP/Reticulon)とC末端側に高い相同性を有することが判明した。NSPは神経特異的に発現するものとそうでないものがあり、さらに肺小細胞癌の悪性度を推定する腫瘍マーカーとしての有用性が指摘されているが、その機能は不明である。そこで我々はこの機能を明らかにするためにmMxR1遺伝子の解析をおこなった。mMxR1のcDNAは全長1745塩基で711塩基のORFを含んでいた。そして、832塩基の長い3'NCRを有し、1694番目にはポリAシグナル(AATAAA)があった。またノーザン分析により、マウスの脳に発現を確認したが、発生段階を通して発現レベルの大きな変化は見られなかった。ORFをGFP又はHAエピトープ融合タンパク質としてHeLa、COS-7細胞などで発現させるとNSP/Reticulonファミリーの一つRTN3と同じく小胞体への局在を示した。mMxR1はN末端にユニークなアミノ酸配列を持ち、この配列を含み、N端から50アミノ酸を欠失させても局在は変わらなかったが、発現の効率が低下した。また、mMxR1のORFには2ヶ所の疎水性アミノ酸が連続した部分があり、2 回膜貫通蛋白であることが推定された。そこで、現在、小胞体膜に対してトポロジーの解析を行っている。
尚、現在、マウス組織を用いたin situ hybridization とN末端のユニークなアミノ酸配列のペプチドを作製し、家兎を免疫している最中である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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