1997 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝性ムコ多糖症IV型(モルキオ病)の病態解析と治療への展開-N-acetylgalactosamine-6-sulfate sulfatase(GALNS)欠損マウスによるGALNS機能部位の解明と新たな治療法への展開
Project/Area Number |
09670858
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chubu Gakuin University |
Principal Investigator |
折居 忠夫 中部学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20045339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
祐川 和子 岐阜大学, 医学部, 助手 (60115409)
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Keywords | 遺伝性ムコ多糖症 / モルキオ病 / GALNS / モデルマウス |
Research Abstract |
研究目的 遺伝性ムコ多糖代謝異常症IVA型(GALNS異常症)のモデルマウスを作製し、本症の病態を解析し、新たな治療法を開発することを目的とする。 研究成果 1.既にクローニングしていたマウスGALNSのcDNAをプローブとして、数種類の臓器からのmRNAに対してnorthern blotを行い、各臓器におけるmRNAの発現量をみたところ、腎、肺、肝、精巣、心、脾での発現は認められたが、脳での発現は極めて低く、ヒトと同様の傾向を示した。この結果から、知能障害を認めないムコ多糖症IVA型の病態解析としてマウスが活用できる可能性を確認した。 2.λFix mouse MSV129ライブラリーを用いて、マウスGALNS遺伝子をクローニングし、24種類の陽性クローンを単離した。さらにSouthern blotとPCR法にて各クローンを解析し1〜14の全エクソンが含まれていることを確認した。現在制限酵素地図を作成し、詳細な構造を明らかにしつつある。またモデルマウスについては、まずはノックアウトマウスの産生から始めて行く計画であり、そのために得られマウスGALNSクローンを利用してマウスES細胞へのターゲティングベクターの構築を準備中である。
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