1997 Fiscal Year Annual Research Report
ヒルシュスプルング病の腸壁内神経伝達物質受容体の研究-ヒトと動物モデルとの比較検討
Project/Area Number |
09671237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
大野 康治 長崎大学, 医学部附属病院, 助手 (70274644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重松 和人 長崎大学, 医学部, 助教授 (20154205)
谷山 紘太郎 長崎大学, 医学部, 教授 (70030898)
丹羽 正美 長崎大学, 医学部, 教授 (20136641)
兼松 隆之 長崎大学, 医学部, 教授 (40128004)
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Keywords | ヒルシュスプルング病 / 神経伝達物質受容体 |
Research Abstract |
ヒルシュスプルング病における腸管機能不全の機構を解明することを目的として、ヒルシュスプルング病手術材料および無神経節ラットの病変部組織を用いて、エンドセリンを含めた種々の神経伝達物質受容体の詳細な解析を受容体画像化定量システムを構成する1.定量的受容体オートラジオグラフィー法2.放射免疫組織化学法3.In situハイブリダイゼーション組織化学法を用いて行うこととした。初年度は本研究の方法論的確立につとめた。無神経節ラットの病変部位を含めた腸管と、ヒルシュスプルング病の手術切除標本を材料とした。1)定量的受容体オートラジオグラフィー:凍結組織切片を作成し、125I標識エンドセリンを含んだ緩衝液中でインキュベーションし、洗浄乾燥後結合量を測定した。2)定量的放射免疫組織化学法:抗ヒト、抗ラットエンドセリン受容体抗体を二次抗体として定量的放射免疫組織化学法を行った。次年度は引き続きin Situ hybridization法を用いた定量を行い、定量的受容体オートラジオグラフィー法にて得たデータと比較検討する予定である。
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