1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09671282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
落合 武徳 千葉大学, 医学部, 助教授 (80114255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯野 可一 千葉大学, 医学部, 助手 (70009489)
中島 一彰 千葉大学, 医学部, 助手 (20261919)
松原 久裕 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (20282486)
島田 英昭 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (20292691)
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Keywords | p53遺伝子 / p16遺伝子 / p53アデノウイルスベクター / 食道癌 |
Research Abstract |
食道癌細胞株を使用して、p53遺伝子p16遺伝子の異常を検索し、p53遺伝子治療の感受性を検討した。 (1)使用した食道癌細胞株は、TTn,TE-1,TE-2,TE-3,TE-6,TE-9,TE-10,TE-11,TE-13,ECGI-10である。 (2)p53遺伝子異常について、従来hot spot といわれているexon5-8以外にも変異がある可能性があるのでexon2-11について再度検索した。その結果、TTn,TE-1,TE-13,ECGI-10においてp53遺伝子異常を認めた。 (3)p16遺伝子異常について、exon2をPCRにて増幅しその欠失の有無を検索した。その結果、TE-10,TE-11,TE-13,ECGI-10において欠失を認めた。 (4)ヌードマウス可移植性を検討した。TTn及びECGI-10のみが、pretreatmentなしに移植可能であった。2週間で長径10mmの腫瘍えお形成した。TE-2はcyclophosphamideのpretreatmentにより、移植可能であった。 (5)野生型p53組み替えアデノウイルスベクターを調整した。in vitroでの感受性試験の結果、ECGI-10で、良好な治療効果を認めた。 TTn及びTE-2では、治療効果は弱かった。
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