1998 Fiscal Year Annual Research Report
VKHdisease 特異的抗原の検索・SDS不溶性成分の解析
Project/Area Number |
09671784
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Research Institution | AKITA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
山木 邦比古 秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 功 秋田大学, 医学部, 助手 (50234927)
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Keywords | 実験的VKH disease / Tyrosinse family Protein / T細胞の反応性 / T細胞クローン |
Research Abstract |
私達は当該の科学研究費の交付を受け、melanocyteの不溶性抗原の解析をおこなってきた。この中で、melanocyteに特異的に発現しているtyrosinase family proteinの免疫によって白色ラットに実験的Vogt-Koyanagi-Harada(VKH)病を惹起させることができることは既に報告したが、今回は有色ラットに実験的VKH(EVKH)を惹起させることができた。有色ラットのEVKHは臨床的にはVKH diseaseに特徴的とされる夕焼け状眼底を呈するものも認められた。組織学的にはやはりVKH diseaseに特徴的とされる著名な脈絡膜の肥厚、Dalen-Fucks noduleなど肉芽腫性の炎症も広範にみられ、EVKHが惹起されたものと考えられた。 またVKH患者リンパ球を分離し、melanocyteの不溶性抗原を抗原としてlymphocyte proliferation assayを行った。この結果tyrosinase family proteinを含む複数の不溶性成分に対して、VKH患者リンパ球が反応性を有していることが判明した。 またVKH患者リンパ球をclone化し、VKH病に関与している免疫反応について更に検索すべく実験を行っている。これらの結果は現在投稿準備中である。
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