1998 Fiscal Year Annual Research Report
子供達のライフスタイルからみた口腔環境と健康に関する歯科・教育保健額的総合研究
Project/Area Number |
09672101
|
Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
渡邊 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20024086)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中垣 晴男 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (10097595)
|
Keywords | 歯科保健 / 養護教諭 / 学校保健委員会 / 高年代者 / 大学生 / 高校生 |
Research Abstract |
(1) 調査対象の男女大学生をさらに追加し(計1477名)、男女60-80歳対象者(計319名)とそれぞれの小学生時、20歳時の歯科保健意識について世代間で比較検討した。20歳時には大学生の方が高年代者より甘味に対する制限をしているが、逆に間食は多い。時代背景から高年代者は、小学生時のかかりつけ歯科医が非常に少なく、早期治療も行き届かなかった。また、小学生時に歯磨き無しも約25%みられるなど、歯科保健意識の不十分さが認められた。また、8020に自信のある大学生男子は33%、女子は24%と差がみられた。 (2) 高校生について同様の調査を行い、学校保健委員会で活用した。調査により、高校生の健康への意識は全体的に向上していることがわかったが、歯および歯疾患への関心が薄いようであった。これを全学的に紹介し、歯科保健意識の啓蒙活動としたした。 (3) 歯科保健指導を実践した小中学校(13校)へ訪問し、養護教諭からその内容を聞き取り調査した。その結果、重点的に行われているのは、学校行事、委員会活動、学級活動、個別指導の順であった。3項目以上にわたって指導効果ありと評価したのは6校であり、中には、多くについて効果なしの評価もみられた。また、家庭での指導に保護者の多くが参加したのは1校のみであり、家庭での歯科保健の啓発の必要性を認識した。 他に、ビデオによる歯科保健実践校から資料を得、その活用について検討した。
|
-
[Publications] 山田 貴子,他8名: "生活習慣からみた女子大学生の歯科保健についての意識調査" 第41回東海学校保健学会講演集. 42 (1998)
-
[Publications] 謝花 みゆき,他5名: "市販清涼飲料中の糖質含有量に関する研究-1981,1985年との比較-" 第41回東海学校保健学会講演集. 43 (1998)
-
[Publications] 渡邊 貢次,他3名: "女子大学生の歯科保健行動についての意識調査-小学生低学年時〜大学生時(現在)の比較-" 教育保健研究会. 6(印刷中). (1999)
-
[Publications] 渡邊 貢次,他3名: "市販清涼飲料中の糖質,シュークロース,グルコースの含有量とその動向に関する研究" 愛知教育大学研究報告. 48(印刷中). (1998)