インターネットを利用した体育・スポーツ社会学研究の情報サイト構築に関する研究

1998 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 09680116
• Research Institution: National Institute of Fitness and Sports in Kanoya
• Principal Investigator: 川西 正志 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (50177713)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 野川 春夫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70208312) ; 前田 博子 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教授 (30253925) ; 北村 尚浩 鹿屋体育大学, 体育学部, 助手 (70274868)
• Keywords: インターネット / 体育・スポーツ社会学研究 / 日本体育学会 / 専門分科会 / ホームページ / 研究情報 / 公開型情報

Research Abstract

今年度は、国際的な体育・スポーツ社会学会及び、昨年までの日本体育学会における体育・スポーツ社会学研究の研究情報(研究者情報、研究論文・文献情報,研究通信)をリニューアルし、インターネット上の公開型情報データベース検索のプログラム開発を行うことを主な目的とした。今年度も昨年度に引き続き、国内各地域での大学や学会組織のホームページを調査するとともに、関連研究領域の研究者への資料収集や研究情報へのニーズ調査をもとに、使いやすい、また、利用価値の高い内容への充実を具体化する方向で関係者の意見を集約した。その結果、体育・スポーツ社会学者の意見からは、学生の教育指導に即効性のある研究情報として、主には、研究文献情報が何よりも重要な役割をもっていることが示唆され、また、多くの、体育・スポーツ社会学研究で研究対象とされる社会体育や生涯スポーツ、高齢者スポーツ、障害者スポーツなどに関した専門的な情報サイトとのリンクや日本側サイトの開発の要望が多く見られた。その結果、情報検索のシソーラスの再整備を行い、また、内容別のデータベース化も試みることになった。学会分科会のメインホームページから提供される研究情報について、1.研究者ディレクトリーに含まれる情報として会員個人のプロフィールと研究の興味・関心領域に関した研究キーワード情報、2.分科会組織プロフィール情報として会員組織、規約、ニューズレター情報、3.研究論文・文献情報としてこれまでの49回(49年間)分の日本体育学会大会専門分科会関連研究発表及び研究誌「体育学研究」や「分科会論文集」に収録された研究書誌情報、4.研究通信としては、関連学会情報について新しい情報を加えた。特に、今年度はそうした情報検索プログラムの基本部分の構築を目指し、シソラースに組み込まれたキーワードでの検索が可能になった。画面表示や複数の条件検索について、次年度においては、改良を重ね完成度の高い形で成果発表を関連学会で行うとともに、 テスト公開し研究者からのヒヤリング調査をもとに研究情報のより一層の精選を行い報告書としてまとめる予定である。