1997 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア作品制作を支援する総合学習カリキュラムの開発と評価
Project/Area Number |
09680221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
田中 博之 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20207137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 英嗣 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (50200415)
瀧野 揚三 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (60206919)
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Keywords | マルチメディア / 総合学習 / カリキュラム開発 |
Research Abstract |
本研究は、中学生が幼稚園との異年齢交流の場面において、マルチメディア作品を制作し、上演する過程を分析することにより、その活動の特徴、および中学生の幼稚園児特性の理解度の変容、マルチメディア技法の特性の理解度の変容等の特徴を明らかにすることを目的としている。 本年度は、中学生がマルチメディア電子紙芝居を、Visual Basicを用いたプログラミングによって制作した。対象は、大阪教育大学附属池田中学校3年生である。その中から、15名の生徒を有志で募り、制作過程で数回の質問紙調査を実施した。その結果、上演前の制作段階では、十分な幼稚園児の特性理解ができていなかったが、上演後の幼稚園教師による評価および改善意見を得た後では、幼稚園児特性の理解もマルチメディア技法の特性理解もともに向上することが分った。さらにそうした評価や改善意見を取り入れて自己のマルチメディア電子紙芝居を再構成し、再上演を行った。ただしその結果については、この実践が3月上旬に行われたためまだ十分な分析結果は得れられていない。 来年度は、こうした知見を生かして、インターネットホームページにおいて電子紙芝居やマルチメディアゲームを制作し、それへの評価意見の検討と作品の再構成過程を分析することを計画している。 なお、本年度は、研究成果の発表をアメリカ合衆国ニュー・メキシコ州サンタフェにて行われたICTE (International Conference on Technology and Education)第15回大会にて行ったところ、大変高い評価を得ることができた。
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